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あらゆる釣りに興味あり♪
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(JGFA チームスプラッシュ所属)
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2005年07月09日

ベイエリアで大型シーバスだけを釣る裏わざ

今回の日記は私の師匠JGFA常任理事 松浦昌治氏にお願いし記事を頂きました。

[70~75=110:1] [75~80=390:1] [80~85=1150:1] [85~90=3860:1] [90~95=7870:1]と、この数字はいったい何を現わした数字か分かりますか?実のところ、この数字こそ1999年に大阪港周辺をエリアにシーバスのガイドをしている、あるガイド船が1年に釣らせたシーバスの大きさと数匹の比率を数字にしたものなのです。確かに乗せるお客さんによっては、数釣りを好む人もいますが、このガイド船の船長さんは決して最初から数釣りはさせないそうです。この数字を見て先ず分かる事は、シーバスが大きくなればなる程釣れていないと言う事です。70~75cmのシーバスだと、110本に1本の割で釣られています。それが、80cmまでになると390本に1本、更に85cmまでだと1,150本に1本しか釣れません。となると、ベイエリアで85cmオーバーが釣りたければ、1,000本以上のシーバスを釣らないと巡り合う事が出来ないと言う事です。(あくまでも数字上の事)そして、ランカーシーバスとも言える90cmオーバーだと、何と7,870本に1匹しか釣れていないと言う事です。これくらいになると、普通に釣っていたのではベイエリアでは90cmクラスは、ほぼ不可能と言う事になります。あらゆる魚種について言える事ですが、大型になる程その数は少なく、シーバスの場合80cmクラスに達するまでには約12年くらいかかっているとの事です。
先ず、ベイエリアと言う場所をよく分析してみると分かりますが、ストラクチャー(隠れ家)に困る事はありません。ストラクチャー定着型になっているシーバスにとっては、着き場は無数にありますが一つ言えるのは、シーバスの群には個体差があり、大型シーバス程警戒心が強く、したがって大きいストラクチャーの少し深い場所を好んで着いている様です。(ダイバーによっても目撃されている)逆に、ベイエリアに特に多い小型のシーバス程、表層近くに複数の群でしかも警戒心も薄い為釣り易い(釣られ易い)と言う事が言えます。けれども殆どのアングラーは、先ず最初に表層近くにいる活性の高い小型のシーバスを釣ってしまう傾向があります。(ガイド船の船長の話)はっきり言って、これがランカーシーバスに巡り合えない一番の理由なのです。具体的に説明すると、表層近くにいる小型のシーバスを食わせてしまうと、一段深い層に着いているランカーシーバスにプレッシャー(警戒心)を与えてしまいます。普通でも警戒心の強いランカーシーバスに更にプレッシャーを与える結果となってしまいます。したがって、ランカーシーバスを狙うのであれば、表層にいる小型のシーバスを無視し、直接大型のシーバスに勝負を挑まなければ何時まで経っても小型のシーバスに遊ばれるだけで、ランカーサイズに巡り合う事が出来ません。分かり易く言うと、活性の高い小型のシーバスに気づかれない様に、しかもランカーシーバスにしっかりとアプローチする事が大切です。先ず、ランカーサイズの潜んでいそうなストラクチャーを探します。潜んでいそうなと言うと、流れの中にポツンとあるシーバスやパイプライン又は大きな橋脚等、目で見えるストラクチャーの他にも川の河口に見られ、チャネルや水没している根等があります。そして、これらのストラクチャーの中でも極力攻めにくい(攻められていない)様なスポットを絞り、次にこの様な手強い場所を攻略出来る様なルアーをセレクトします。表層にいる活性の高い小型のシーバスならば、7~11cm位のミノーかバイブレーションルアーで充分狙えますが、潮流れの速い場所や深場を狙う場合はワンサイズ大きい、しかも深いレンジまで攻略出来るルアーを選ばなくてはなりません。最近では、金属製バイブレーションルアーやソルトウォーター専用のジグヘッドを付けたソフトルアー等もあります。しかし、この様なランカーシーバスが必ず活性(食い気)があるとは、限りません。むしろ、活性のあるシーバス程表層近くに浮上し活発に餌を追っています。逆に活性が落ちるとボトム近くで障害物にタイトに身を寄せている場合が多い様です。そこで、この様なシーバスにも口を使わせる様なルアーとテクニックが必要となる訳で、要はボトム近くにいるであろうランカーシーバスにしっかりとルアーをアピールする事です。また、水の抵抗の少ない細いラインを使って、さらにルアーを深く沈めるのも一つですが、この場合、完璧なラインシステムと微妙なドラグテンションを生かしたファイトの仕方が必要です。それに一番大切な事は、もともと数の少ないランカーシーバスを狙うのであればリスクを恐れない事です。その場・その時の状況を鋭く判断し、最後はアングラー自信の忍耐にかかって来ます。そして、見事に運良くランカーシーバスを手にする事が出来たら、そのシーバスと自然に感謝しダメージ無く上手くリリースする事も大切です。そのサイズのシーバスが、どれくらい少ない貴重な魚かと言う事もランカーハンターなら、知っておかなければなりません。
(JGFA常任理事 チームスプラッシュ代表 松浦昌治)

テクニックだけでなく、魚の保護の事も書いていて勉強になる記事です!!各釣り人がリリースする魚は地面に置かない(保護膜が取れる為)ようにするということを、気を付けると将来はもっと釣れるようになると僕は信じてます!!




トラウトロッドに4ポンドラインでの84センチ!!

6ポンドラインでの83センチ

 プロフィール:松浦昌治氏
■ジャパンゲームフィッシュ協会 常任理事
■タグ&リリース魚類保護委員会 副委員長
■J.G.F.A.大阪ベイライトタックルトーナメント実行委員長
■I.G.F.A.加盟SPLASH(スプラッシュ)代表
■ALL JAPAN 100 OVER CLUB 理事
■報知新聞社アングラーズペングループ(APG)
■現在3つの世界記録と5つの日本記録を保持
■現在も5社のルアーデザインを担当

私も8ポンドラインで頂きました。!!

次回のゲストはJGFA理事(シマノフィールドテスター上屋敷 隆氏)にお願いしました!!
ご期待下さいませ。  


Posted by SHIN at 18:43Comments(0)Fishing diary